Microsoftの「日本の年号変更と元年 – Office サポート」では、「元年」表示のための書式設定として↓が挙げられている。
[<=43585][$-ja-JP]ggge"年"m"月"d"日";[>=43831]ggge"年"m"月"d"日";ggg"元年"m"月"d"日"
- 43585 → 「平成31年4月30日」のシリアル値
- 43831 → 「令和2年1月1日」のシリアル値
…なので、今年の4月30日以前と来年以降は通常通りに、それ以外は「元年」に、という設定になっている。 つまり、これだと昭和や平成は「1年」のまま。
前回のポストのように令和以外の元号でも「元年」表記させるには、書式設定の「e」が「1」と表示されるかを判断して表記を分ける必要があるけど、通常の書式設定では無理っぽい。「条件付き書式」を使う必要がある。
たとえば「A1:A10」 に通常の和暦表示を設定しているとして、その範囲に「条件付き書式」を以下のように設定する。
まず、条件として
=TEXT(A1,"e")="1"
そして、満たされた場合の書式として
ggg"元年"m"月"d"日"
を指定する。
これで、各元号の「1年」が「元年」表示になる。
ただ、条件付き書式って、あまりたくさんのセルに設定するとブックの動作が重くなってた気がする。多数のセルに設定するのには向かないかもしれない。